[③募集開始/候補者のご紹介]クリニック継承の流れとは

 
 

クリニック継承は売る側・買う側それぞれのマッチングによって成り立ちます。
譲る側の院長先生からみた場合、おおよそ以下の流れに沿って後継者探しを進めていきます。

[1]お問合せ・個別相談
[2]必要書類のお預かり/概要書作成
[3]募集開始/候補者のご紹介
[4]候補者とのご面会
[5]条件調整/ご契約
[6]告知/引継ぎ
[7]譲渡完了

今回は、[3]募集開始/候補者のご紹介について詳しく見ていきましょう。

■いよいよ募集開始、さまざまな手段にて後継者探索を行います

クリニック概要書を作成後、先生にご確認をいただき了承をいただきましたら、ノンネーム情報を作成して後継者探しが始まります。

*ノンネームとは?

クリニックが特定されてしまわないよう、エリアなどをぼかした状態で匿名で募集を掛けることを指します(東京都世田谷区⇒東京23区内、香川県高松市⇒四国エリアなど)。
科目によってはそのエリアで数件しかクリニックが存在せず、容易に特定できてしまう場合が考えられたり、逆にエリアをぼかしすぎて買い手側がイメージできず、候補者探しが難航するといったことも考えられるので、クリニックごとに、どの程度情報をぼかすべきか?弊社の知見も活かしながらノンネーム情報を作成します。

継承専門サイトである「メディカルトリビューンネクスト」への掲載はもちろん、Medical Tribune 会員向けのメルマガや、Medical Tribune Web、Medical Tribune誌への掲載、チラシ同梱などの様々な形で後継者を募集します。

特に医療業界において、一定以上の規模の医師に向けて毎月紙媒体を発行しているのはメディカルトリビューンのみであり、弊社が効果的に後継者探しを行える理由の一つでもあります。

■候補者のご紹介とネームクリアの重要性

募集開始後、実際に買い手候補の方から手が挙がってきましたら、即面談ではなく、まずは買い手候補者のプロフィールを簡単にまとめたうえで先生にご提示いたします。

こちらをご確認いただいたのち、実際にお会いして話を進めたい、という先生が居ましたら、ネームクリア及びトップ面談の日程調整を進めていきます。

*ネームクリアとは?
前述した匿名募集を指すノンネームに対し、情報を開示することをネームクリアと呼んでいます。
ネームクリアは、売り手側院長の承諾を受け、秘密保持契約を結んだ買い手候補先に医院名や所在地、収支などの機密情報を開示する重要な工程です。
院長が継承や閉院を考えている、といった情報が一般外部に流出してしまえば、スタッフや取引先のみならず、通院中の患者さんの不安を煽り、継承前に他院に離脱してしまう可能性もあります。

候補者の中には売り手側の意向に合わない先生がいる場合もありますし、狭い業界ですので、実は知り合いの医師が問い合わせてきていた、という冗談のような話も現実に起こりえます。
また、複数の仲介業者に依頼している場合は、候補者が重複してしまうことを避けるため、という理由もあります。
きちんとした手順を踏まずにネームクリアしてしまうと、意図せず複数の仲介業者を介して候補者と交渉してしまうことになりかねません。

そのため弊社では、ネームクリアについては信頼できる買い手候補者のみに開示ができるよう、細心の注意を払っております。

次回は[4]候補者とのご面会について説明いたします。

■まずは無料相談や継承診断をご活用ください

クリニック継承においては様々なことを検討する必要がありますが、お気軽にご相談いただけるよう、相談料や着手金はいただいておりません。
今回ご紹介させていただいた、概要書や必要書類に関することはもちろん、継承に関してご不明な点や知りたいこと・不安なことなどございましたら、お気軽にご相談ください。