第三者へクリニックを継承するという意味

今回は、「第三者へクリニックを継承するという意味」と題しまして、その意味合いやどういった観点で検討していけばよいのか?についてご紹介していきます。

◆自身にとっての「よい後継者」に巡り合うために

これまで長年クリニックを運営してきた以上、もしクリニックを閉院する場合に「患者さん」「従業員」のことを案じない先生はいらっしゃらないかと思います。
しかしながら、親子での継承が難しいのであれば、いずれは閉院か第三者継承のどちらかを選ばなければならないタイミングが訪れます。
第三者継承の可能性を模索する場合も、「患者さん」や「従業員」、ひいてはクリニックが支えてきた地域医療を任せられるかどうか?という観点で考えていく必要があります。

◆後継者としてふさわしいかをどのようにして見極めていくか

もし仮に第三者へ医院を譲るとしたらどういった方が望ましいか?
以下3つの観点から考えていきましょう。

①地域医療の継続性
②風評被害や秘密漏洩リスクの回避
③クリニックを引き継ぐ対価(創業者利益の獲得)

*①地域医療の継続性(患者やスタッフの引き継ぎ)
これまでクリニックを運営されてきた先生にとって、患者さんや従業員が継承によってどうなっていくのかは、最大の関心ごとかと思います。
患者さんに今後も安心して通っていただけるよう、診療科目や診療日数、時間、診療体制を継続してもらえることはもちろん、
現在の診療方針や経営理念をしっかりと理解いただいたうえで引き継いでもらえるかたを探すことになります。
また、従業員も引き継いでもらいたいと考える場合、なるべく同一の労働条件で受け入れてもらえるよう後継者に伝えていく必要があるでしょう。

*②風評被害や秘密漏洩リスクの回避
クリニックを任せるにあたり、後継者のお人柄やその手腕、また評判を気にしない、とい先生は中々いらっしゃらないかと思います。
医療は、患者さんと医師の信頼で成り立つ以上、後継者の方の手腕や評判は重要な判断基準です。
また、クリニックの継承を考えている(=近々閉院するかもしれない)という情報が不用意に出回ってしまえば、通われている患者さんや従業員に不安を与えてしまうことになります。
こうした機密情報を漏らさないことはもちろん、信頼に足る人物かどうかを合わせて見極める必要があります。

*③クリニックを引き継ぐ対価(創業者利益の獲得)
親族に引き継ぐ場合と異なり、第三者継承では譲渡対価を売り手側の先生が受け取ることが一般的です。
譲渡額を受け取ることに対し恐縮される先生も中にはいらっしゃいますが、一定の対価を支払うことは、その地域の医療を引き継ぐ責任を負う(覚悟をしめす)とも言えます。
ゆえに、(現在の経営状況と乖離した、あまりに高額な譲渡額設定は避けるべきとしても)、しっかりと現在のクリニックの状況を譲渡対価として算定し、その対価を支払っていただける(=クリニックを引き継ぐ覚悟がある)方に候補者を絞るということも重要ではないでしょうか。

◆後継者探しの前段階から先生と共に伴走いたします

いかがでしたでしょうか?
クリニック継承の準備は、慣れない部分も多いため「まずは何から始めていいのかわからない」とお悩みになられる先生も多いことでしょう。
それらの全てをサポートさせていただくのが私共のようなクリニック継承コンサルタントの役割でもあります。

弊社では、約半世紀を通じ全国26万人の医師ネットワークを活用し、クリニックの後継者問題に悩まれる先生を対象に継承支援サービスを提供してまいりました。
クリニックの継承をお考えの際には、お気軽にお問合せをいただけますと幸いです。