クリニックの集患、やっておきたい3つの基本

前回『クリニックの開業に必要な準備とは?』で紹介した通り、開業はゴールではなくはじまりです。
綿密な事業計画を立て開業にこぎつけたものの、想定より集患が伸び悩むといったケースは当然のように想定されます。

今回は、クリニック開業後の集患について、これだけは取り組んでおきたい3つをご紹介します。

■クリニックの集患3つの基本

①webからの集患(ホームページ及びgoogle mapの活用)

まず取り組んでおきたいのはwebからの集患です。
かつては地域の口コミが最有力とされた集患ですが、近年の来院動機調査では、約8割がweb検索でクリニックを選ぶとするデータがあります。

令和に入り60歳代以上のスマホ所有率が8割近くに上る等、ご高齢の方でもスマホを使いこなす時代です。つまり自院ホームページの運用も、スマホに最適化し、Google等ポータルサイトでの検索順位を高めることが大切です。
自院ホームページは、新規患者さんとの最初の接点となることを強く意識することが基本中の基本です。

また、保険診療を行う限りにおいて、ホームページのデザインに凝る必要性は基本的にありません。一人の患者さんの立場となって考えてみたときに、有益な情報がしっかり掲載され更新できるようになっているかや、来院前の不安を和らげるよう、院長先生の顔写真やプロフィール、専門領域(専門医資格)を掲載するなど、初めて来院される患者さんの目線で考えましょう。

②医療機関との連携

次は、周辺の医療機関との連携を図ることです。
地域医療ネットワークにおける地域単位でのチーム医療の推進から、「かかりつけ医を持ちましょう」と呼びかけがなされており、身近な体調不良や健康相談はクリニックへ、必要な時にはクリニックから専門医・専門医療機関を紹介してもらい、大規模な医療機関で適切な治療を受けるという仕組みが浸透してきました。

周辺の医療機関と適切に連携し、それぞれの役割に合わせ紹介し合う関係性を築くことができれば、安定した集患につながります。

また、診療科によっては、ご自身が現在勤務している病院の近くに開業するなど、ご自身のネットワークを活かせるよう、開業前の段階から計画に取り入れることも有効です。

③口コミを活用する

せっかく来院いただいた方を一見さんで終わらせないために、しっかりとした診療をされるのはもちろんですが、
患者さんが患者さんを呼んでくるような状態に持っていくには、口コミをどうやって活用するか?という視点を持つ必要があります。

例えば、以前弊社が開業をサポートさせていただいたある開業医の先生は、来院時の患者さんへのアンケートをホームページと連動させ、
web上で自院の評価が高まっていくような仕掛けを取り入れているクリニックもございます。

また、google mapに登録された自院のアカウントにも5段階評価で口コミが集まってきます。
良い口コミばかりが集まればよいのですが、悪い口コミも投稿されてしまうのは避けられません。
もしも、悪い口コミが投稿されてしまったら、放置するのではなく、しっかりと返信を行い、改善につなげる姿勢を見せることが大事です。

※google mapのクチコミ掲載イメージ

クリニックの経営も広い意味では店舗ビジネスですから、口コミをコントロールすることの重要性を認識しておきましょう。

■集患は一朝一夕では成り立たない

今回ご紹介した集患方法は基本中の基本となるもので、ご開業された先生は、当然取り組まれております。

さらに集患数を伸ばしていくには、待ちのスタイルから脱却し、先生自ら地域に出向き、信頼関係を深めることも有効です。
例えば、将来的に患者さんとして来院してくれそうな人が集まる施設などで健康教室を定期的に行うなど、
地道な活動をコツコツと行っていく必要もあります。

■クリニックの承継開業は専門家へのご相談を

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