承継案件における「急募」とは?

弊社のようなクリニックの承継案件を掲載しているサイトを閲覧すると、時折「急募」と表記された案件が見られます。

医師の求人であれば、前任医師が退職してしまいその穴埋めが早急に必要など、その背景が想像できるのですが、事業継承における「急募」とはどのようなケースなのでしょうか?

今回は、承継案件における「急募案件」について、詳しくご紹介いたします。

■急募となる背景は大きく2通りある

弊社では2022年5月現在、100件弱の承継案件を掲載しておりますが、そのうちの約1割が急募案件となっております。

その背景は、大きく分けて以下の2つとなります。

(1)院長の病気など体調面の理由により急いで後継者を探す
(2)医療法人の分院の管理医師が退職し急いで買い手を探す

(2)については、医師転職における急募の意味合いに近く、求人募集を並行して探されることが殆どです。

(1)はクリニック継承特有の理由だと言えます。
個人立はもちろん、「一人医師医療法人」と呼ばれる管理医師1人+スタッフといった小規模な形態で運営されているクリニックがほとんどですから、院長の個人都合でクリニックの存続そのものが左右されることになります。

その為、弊社にご相談いただく際の理由も、病気や体調不安が8割近くに上り、急遽入院された院長に代わり、ご親族からご依頼を受けたケースもありました。

院長不在となればクリニックは廃止を余儀なくされ、患者さんや従業員に大きな動揺を与えることは想像するまでもなく、「買い手が見つかることが第一、譲渡額はそこまで重視しない」と、相手を見つけることを優先し、相場価格を度外視した「急募」として募集している場合が多いのです。

つまり、急募案件とは引き継げる内容と比較し、好条件で引き継げる可能性が高い案件だとも言えます。

■急募案件を承継できる条件とは?

急募案件は相場以下の譲渡価格で募集をかけている場合が多く、承継開業を考えている医師にとっては検討順位の高い案件となります。

ところが、病院勤務中の買い手候補がこのディールを受け入れるのは困難な一面があります。というのも、現勤務先を退職するには、半年以上を要することが普通ですので、継承の意思があってもタイミングが合わないのです。

そう考えると、少数ながら開業のタイミングを図るために、非常勤やスポットで働くフリーランス医師や、分院展開を考える医療法人などは急募案件を引き受けやすい立場にあるといえます。

■承継案件の紹介依頼、開業に関するご相談、承ります

基本的に医院継承は売り手市場です。つまり数少ない優良案件数に対し、複数の買い手候補者が手をあげることになります。
好条件の案件が出てくるまで待つよりも、自ら案件を探しに動きだしたり、セミナー等を通じて承継開業を勉強するなど、いつでも開業できる体制を取っておくことが重要だと言えるでしょう。

弊社のウェブサイトでは、後継者募集中の案件を数多く掲載しております。ご関心がございましたら是非一度チェックしてみてください。

また、クリニック開業にご関心のある先生に、新規開業と承継開業の違い、それぞれのメリットとデメリット、どのように自分の希望に合う物件を選定するのか等の基礎知識が盛り込んでいるセミナーをご用意しております。合わせてご活用いただければ幸いです。

そのほか、承継開業に関するご相談や、承継案件の紹介依頼などございましたら是非お気軽にお問合せください。