[④候補者とのご面会(トップ面談)]クリニック継承の流れとは

 
 

クリニック継承は売る側・買う側それぞれのマッチングによって成り立ちます。 譲る側の院長先生からみた場合、おおよそ以下の流れに沿って後継者探しを進めていきます。

[1]お問合せ・個別相談
[2]必要書類のお預かり/概要書作成
[3]募集開始/候補者のご紹介
[4]候補者とのご面会
[5]条件調整/ご契約
[6]告知/引継ぎ
[7]譲渡完了

今回は、[4]候補者とのご面会(トップ面談)について詳しく見ていきましょう。

■クリニック継承におけるトップ面談とは?

クリニックの第三者継承においては、売り手と買い手候補者とが直接面談をする機会が複数回あり、それをトップ面談と呼んでいます。

トップ面談を行う目的は複数ありますが、初回面談時の目的は、買い手側は引き継ぐクリニックを実際に自身の目で見て確認する(内見面談)、売り手側は、患者を安心して託せる先生かどうか直接確認する、といった意図があります。

初回面談の終了後、双方ともに前向きに進めたいという意向があれば、意向表明や基本合意締結、デューデリジェンス、最終契約締結と、複数回の面談を経てクリニック継承成立に向けて進めていくのが一般的です。

■初回の面談の流れとその目的

トップ面談は、案件にもよりますが、多くは診療時間終了後、従業員が帰った後の時間や休診日に行われます。

初回面談時は、双方の顔合わせ、クリニックの内見の意味合いが強く、譲渡条件のすり合わせや交渉などはその場では行わず、後日仲介会社を経由して実施することが殆どです。
よって、この場では主に診療に関するお話や、クリニックの運営に関しての質疑などが主旨となります。

例えば、平日20時に開始した場合、以下のように進行することになります。

*20時スタート
候補者と仲介会社の担当者がクリニックを訪問

*~20時15分
・双方による自己紹介
売手は経歴・医院の沿革・譲渡理由など、候補者は経歴・開業の理由、興味を持った経緯などを交えて自己紹介

*~20時30分
・売手の案内によるクリニックの内見

*~20時50分
・質疑応答
診療・運営に関する質疑応答

*~21時 終了
・今後の進め方についての説明
仲介会社の担当者から今後の進め方等の説明がありトップ面談は終了

上記はあくまで一例であり、ケースによっては、話が弾むなどして長引く場合がありますが、概ね1時間~1時間半程度で終了することが一般的です。

基本的には、買い手候補者側が質問することがメインとなるため、売り手側があらかじめ準備しておくことは殆どありませんが、
相手のお人柄や、診療や開業に対しての考え方に触れることができる貴重な機会ですので、なるべくリラックスして臨まれるのがよいでしょう。

なごやかな雰囲気をつくりつつも、お話が弾むように適格にリードしていくのは、継承コンサルタントの腕の見せ所であると言えます。

■2回目以降のトップ面談の内容は?

ネームクリア後、最終譲渡契約が締結されるまでの間に実施されるトップ面談は、基本的には前述の初回面談(内見面談)と、譲渡契約時の面談の2回となりますが、
それ以外にも、状況に応じてトップ面談を実施する場合があります。

以下に目的と時期、内容を一覧化しましたので、ご参考いただければ幸いです。

■まずは無料相談や継承診断をご活用ください

クリニック継承においては様々なことを検討する必要がありますが、お気軽にご相談いただけるよう、相談料や着手金はいただいておりません。

今回ご紹介させていただいた、第三者継承の進め方に関することはもちろん、その他ご不明な点や知りたいこと・ご不安に感じられていることなどございましたら、お気軽にご相談ください。