開業医を目指したきっかけは?承継開業に成功された先生のリアルなお声
さいたま胃腸クリニック 院長:篠崎 大
『私の定年は、私自身が決めたい』
ー 大学では要職に就きながら、開業医となったきっかけは何でしょうか。
大学といえども定年はあるわけで、先輩方の多くは、それなりのポストを得て一般の民間病院に転じられてきました。 私もメディカルトリビューンの転職支援サービスを通じて紹介いただいた病院もありましたが、そこでも当然組織の論理があるわけです。
たとえば、IBD外来を立ち上げるにしても、患者数が定着するまでには5年かかります。 さあ、これからという段階で65歳定年が規定といわれても抵抗感がありましたし、それが70歳であっても基本は同じことです。
医療に貢献できる限り、私の定年は、私自身が決めたいと思いました。必ずしも開業を目的としてきたわけではないので、もう数年早い退職だったら別の道も考えられたかもしれませんね。
ー 新規のクリニック開業ではなく、既存クリニックの事業継承を選んだ理由をお聞かせください。
新規開業だと2~3年頑張って食いつないで経営を上向かせる必要がありますが、いまの年齢を考えたらそんな悠長なことはいってられません。
体力的に無理をせず、ある程度経営のベースができているクリニックで立ち上がりの負担を減らしたいと思ったのが正直なところです。
西荻聖和クリニック 院長:丸山 悟史
『たまたまの決断です』
ー 開業を意識されたのはいつごろからですか。
それが、まったく考えのなかにありませんでした(笑)。メディカルトリビューンの転職支援サイトに登録をしていて、情報を閲覧したときに、たまたま継承開業という方法とそのメリットを知り、急に興味をもちました。本当にたまたまの決断です。
ー クリニックの将来像をどう考えてらっしゃいますか。
将来のことより、今は開業医としての経験値を積み上げていくことと、来月、半年後、1年後をどう乗り切ろうかで一杯です。ですから、長期的展望というより引き継がせていただいた信頼を崩すことなくどう地域を守っていくか。そのためには、ある程度落ち着いたタイミングで、臨床心理士を雇用しカウンセリングや心理検査なども並行してできれば、カバーできる診療範囲も広がるかなと思っています。
医療法人社団 みどりの里 リバータウンクリニック 院長:横田 崇
『正直なところ開業という考えはなく…』
ー 横田先生のお考えの中に「開業」というお考えはあったのですか。
正直なところ開業という考えはなく、ずっと病院勤務医のまま患者さんを診ていくのだろうと思っていました。出身地の兵庫県で暮らす親も70歳近くになるので、あと10年もしたら地元に帰って勤務先病院を探すのかなとぼんやりと考えていました。
旭川市ではニーズに対して在宅診療の提供が不十分だと感じていましたし、コロナ禍で在宅での緩和ケアを希望される患者さんが増えることも予測できていました。私自身がオピオイドの扱いに多少の心得があったことと、前職の吉田病院では3人がチームで動いていたこともあって、今回一緒にやろうということになりました。
実際のところ、病院とは医療体制が異なるクリニックでどう対応しているのかを調べるなかで、鈴木先生(前院長)の話をうかがい、承継を決意しました。
◆開業のご相談、承ります。
いかがでしたか。
今回は、弊社が実際に承継開業を支援させていただいた先生たちのリアルなお声を掲載いたしました。
上記の事例からも分かるように、承継開業を考え始めたタイミングや時期、きっかけは先生によって様々です。
将来ご自身が「どのように医師生活を歩んでいくか」という人生設計の一つとして、承継開業を選択肢として視野に入れていただくのもよいのではないでしょうか。
弊社は、新規開業やクリニック継承、税務・会計面で600件以上の支援実績を持つ日本医業総研様と提携し、これまで地域医療に貢献してこられた開業医の先生方の豊かなリタイアメントライフを実現するご支援をさせていただいております。
承継案件のご紹介や承継開業支援サービスの案内資料送付など、無料で承っておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。